海外転居の厳しさ実感!


 駐在経験の長い方にはお馴染みのことなんだろうけれど、荷物が着くまでの時間差が思いのほか厳しい。帰国して10日ほどになるが、ようやく明日航空便が到着する。サンパウロに赴任する際、会社の倉庫に預けた荷物の到着はさらに3日後。無論船便ともなれば、到着はあと2〜3ヶ月は先のことになる。これで一体新生活が始められるのかなぁ??


 まあ、その時間的余裕を利用して、この週末には連れ合いと二人、後楽園周辺でちょうど満開の桜をゆっくり見たり、必要な日用雑貨・家電の類を選んだりすることが出来たのだが、なんとも中途半端な気分で落ち着かない。ホテル暮らしはそれなりに快適なもので、これだけ長くホテルにいると“根が生えそう”になってくる。
 今日はクリーニングの終わった部屋の鍵を受け取り、自転車を買って、駅前から自宅まで走ってみた。割に近いといえば近い。15分程度かな、というところだ。途中管理人さんやお隣さんへのご挨拶の品を買ったり、日用雑貨で買い漏らしていたものを買い足したりと用事を済ませながら快適に自転車を飛ばし、無事にマンションの駐輪場へ納めてきた。


 と、何だかんだと言いながら少しずつ用を済ませてはいるものの、さらに気落ちするようなことが発覚。
 クリーニングの済んだ部屋を、改めてゆっくり見て周ったのだが、何と風呂の湯の沸かし直しが出来ないことに今になって気が付いた! 昔一人暮らしをしていた頃は、物件を見るに当たって不可欠のチェック項目だったのに、まさか今時沸かし直しが出来ない風呂があるなんて、思っても見なかった。しかし考えてみれば3月も末の物件の少ない時期、限られた予算の中で選ぶには、居住性を優先するか足場の利便性を優先するか、二者選択を迫られざるを得なかった。多少の不便は致し方ないと自分を納得させる。
 実際に入居してみたら、まだまだ不都合なところも出てくるんだろうなぁ。
 と、つい弱気になる自分を励ましつつ、明日はいよいよ新居に入居だ!!