2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

“テアトロ・ムニシパル”デビュー

クラッシック・コンサートといえばSala São Paulo、そしてオペラやバレエの上演といえばTheatro Municipalだ。市街中心部、セー広場にも程近く、優雅な佇まいが特徴的なこの劇場には、クラッセ・アルト(上流階級)とクラッセ・メジオ(中流)の文化人たちが…

水漏れは“所嫌わず”

このアパート、築20年だか25年だか不明だが、水周りは相当ガタが来ているらしい。ひとつ修理が終わって安堵しても、また次の不具合が起きる。しょっちゅうどこかしらの水道管がイカレては、配管工のお世話になっている気がする。 一度は元栓のひとつの金具が…

エスコーラ・デ・サンバを見学

2月に開催されるカーニバル。ブラジル各地を熱狂させるその本番に向けて、エスコーラ・デ・サンバでは夜な夜な熱い練習風景が繰り広げられる。 リオやサンパウロなど、一般的にサンボードロモという特設会場で開催されるサンバは、1チーム3000〜4000人もの…

木村尚三郎氏ご逝去の報に接して

ヨーロッパとの対話 (角川文庫)作者: 木村尚三郎出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1980/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 西洋歴史学者で東京大学名誉教授、静岡文化芸術大学学長の木村尚三郎氏が、今月17日、亡くなられた。歴史学者とし…

Sala São Pauloの楽しみ方

ポルトガルから戻って以来、何かと慌しい日が続いている。なかなかブログを書く余裕もないまま、あっという間に日が経っちゃった。 でも、今日は久しぶりにSala São Pauloでコンサートを楽しんできた。演目が余り聞きなじみのない曲ばかりだったので、連れ合…

アルパのホームコンサートへ

Luna Isabelさんは、かつて8年間、駐在でサンパウロに暮らし、その際アルパ(パラグアイ・ハープ)に出会って研鑽を積み、今はプロの演奏家として活躍している方である。年に一度の来伯でサンパウロ入りされるのを受けて、個人のお宅でホーム・コンサートと…

古都リスボンを訪ねて⑥

ポルトガル語だけど、発音に若干のクセの違いはあるものの、ブラジル・ポルトゲースで全く問題なかった。ブラジルではポルトゲースが話せるのが当然で、たどたどしいことに負い目を感じるシーンばかりだが、ポルトガルには近隣諸国から大勢の観光客が大挙し…

古都リスボンを訪ねて⑤

今日はリスボン最終日。ゆっくり町歩きをして昨日までの疲れを癒しつつ、夜は初めてちゃんとしたレストランで食事をすることにして、予約を入れた。 リスボンで忘れてならないのがファド。初日の夜、『クルベ・デ・ファド』でショーを見た。9時15分から、休…

古都リスボンを訪ねて④

この日はリスボンを離れ、古の水源として、そして離宮のある美しい山間の町として知られる世界遺産シントラを訪ねることにした。そしてまたしてもトラップ(罠)に嵌る……。 市街地の北西、セテ・リオス駅から15分に1本というシントラ行きの列車で終点まで行…

古都リスボンを訪ねて③

3日目は毎週火曜に開かれるという蚤の市を冷やかした後、ベレンまで足を伸ばすことにした。 ホテルから蚤の市の会場までは市電で一本。アンティークと言うよりはガラクタが主で大した物はなかったけど、蚤の市好きとしては押さえておかなきゃならないポイン…

古都リスボンを訪ねて②

今回宿泊したのは、リスボンでも折り紙付きの一流ホテル、ラパ・パレスだ。入り口には書き物用デスクのコーナー、部屋は広々としていて、ベッドの足元に置かれたテレビ台は昇降式で、必要ないときテレビは格納されている。テラスも広くて風に当たりながら読…

古都リスボンを訪ねて①

主人が1週間のボリビア出張に出掛けるのに合わせて、ポルトガルを覗いてくることにした。久しぶりのヨーロッパ。北半球、西側先進国の一端に戻ると思っただけで、何となくホッとする。。ところが……!! 今回の旅、どういう巡り合わせか困難の連続! “苦難を…

癒し系ショット2点。。

猫。これはデコの教室にいる猫。人に可愛がられながら育ったとかで、甘え上手だ。撫でられることを嫌がらず、心地良さそうにしている。今日はお眠むだったみたいで、すっかりリラックスして“ほどけて”いた。うらやまし〜〜。。。猫の気持ちがわかる気がする…

クラッセ・アルト(上流)のランチタイム

ランチというと“ポルキロ(取った料理の重量で料金を払う。料理の量り売り。)で手頃に”ということが多いんだけど、珍しくお洒落なランチスポットに連れて行ってもらった。Itaim Bibiの『Bar des Arts』というレストラン。場所柄、スノッブな人種が多そうだ…

暖かな風に包まれて

気候が随分、穏やかになってきた。まだカーディガンは必要だが、日中陽が射すと気温もぐっと上がるようになり、肌に当たる空気が暖かい。ベランダに出ていると心がスッと鎮まり、さらさらと流れていく時間の砂粒を数えられるような気さえする。 以前はいつも…

選挙と泥棒対策

週末の選挙では、現職のルーラが過半数を獲得できず、決選投票に縺れ込むことになった。ルーラというのは通称で、本名はルイズ・イナッシオ・ダ・シウヴァという。ファーストネームのルイズ・イナッシオと、ファミリーネームのダ・シウヴァの間に通称のルー…

陶芸教室、始めちゃった!?

友人が陶芸教室に通い始めると聞いて、「私も覗いてみたい!」とご一緒することにしたら、何となくそのままクラスを始めることになっちゃった。。 いろいろなアウラで日々忙しい、という駐在夫人たちのバイタリティに脱帽しつつ、自分は長いこと語学以外何も…

お洋服、あれこれショッピング!

買い物って、エネルギーがないとできない。“内なるエネルギー”の充実があって初めて購買意欲が湧き、成立するのが『お買い物』だ。もちろん日々の食料の調達などは、そんなこととはお構いなくしなきゃならないわけで、ここで言っているのは“プラス・アルファ…

花盛り

ジャカランダが花盛りだ。和名を紫雲木という。名の通り、雲が棚引くようなふわりとした紫の花々が心を和ませる。もともと南米原産のこの木は、今やアジア・オセアニアをはじめとして世界各国で見ることができる。植民地政策の広がりと共に、海外の領地に好…