古都リスボンを訪ねて②



 今回宿泊したのは、リスボンでも折り紙付きの一流ホテル、ラパ・パレスだ。入り口には書き物用デスクのコーナー、部屋は広々としていて、ベッドの足元に置かれたテレビ台は昇降式で、必要ないときテレビは格納されている。テラスも広くて風に当たりながら読書もできる。日除けも出せるので便利だ。バスルームには大きなバスタブとシャワールームが別々に設置されており、トイレも別になっている。たっぷりしたクローゼットがあり、衣類はすべて収納できる。このバスルームとベッドだけで過ごせ、と言われても充分なほどだ。室内にはエスプレッソマシーンが備え付けられていて、コーヒーは無料。冷蔵庫のミネラルウォーターも無料、と記載されていたのでうっかりエビアンを飲んだら、これは有料だった。無料の水は別の銘柄でした。。
 ルームクリーニングを頼むときと“Don't disturb”のメッセージは、一枚の札の表裏に印刷されていて、ドア外側のノブに掛けるのが一般的だけれど、ここではそれぞれ緑と赤のリボンをドアのフックに掛けるようになっている。


 
 


 そして、このホテル、化石だらけだ!! と思ったら、後日町を歩いていて、街中の大理石にも化石がふんだんに含まれていることを発見。“化石好きにはたまりません”の町だった。


 


 この日は月曜日だったので、ゆっくり名産品のウインドーショッピングをしたあと早めにホテルに戻り、パッケージに含まれていたアフタヌーンティーと、併設のスパ「La Prairie」でのマッサージを楽しむことにした。このスパには、屋内・屋外プールのほか、ジムやサウナ、ジェットバスなどなど、多くの施設が設置されていて、宿泊客は無料で使用できる部分も多い。入り口に程近いスペースにはレモン水とオレンジ水、それにシロップが置かれ、客が自由に水分補給できるようになっている。自室のバスタブでの入浴のみならずここのサウナには数日通い、お蔭で随分疲れが取れた。