ちょっと改善した停電事情


 雨季独特の、夕刻のスコールがやってくる時期が来た。いつものように坂道は川と化し、低地は水没する。そしてまた停電だ。


 先週に続いて今日もまた停電になった。でも、去年に比べると多少ながらも事情は好転している。 
 というのも、今回停電になってみて分かったのだけれど、昨年真っ暗だった非常用階段に明かりが灯るようになった。これは心臓や足腰への負担を度外視すれば、自宅に帰宅できるということ。それだけでも外界と途絶した感はかなり払拭される。 
 そしてまた、これは以前気付かなかった私がいけないのだけれど、2台ある電話のうち1台がアナログだったため、こちらの電話機からなら発信もできることがわかった。これでいざというときの連絡手段も確保できる。
 日本にいるとよほどの大災害でもない限りは、昨今停電もほとんど無い。蝋燭だけが頼りで、冷蔵庫が開けられない不便なんて、久しく忘れていた。夏の盛りはこれからが本番、そして大雨のシーズンもこれからだ。また何度となく停電するのかなぁ……。