節分から立春へ



 今日は節分、そして明日は立春だ。本来なら最も冷え込みの厳しい時期というのに、相変わらず最高気温は15度近くまで上がる日もあり、霜柱もろくに立たない。そのうち強烈な寒波が来るのだろうとの予想を他所に、日一日と木々の若芽は膨らみ、梅の蕾も大きさを増していく。本当にこのまま春になっちゃうのかしら?! 


 実家の2階ベランダからは富士山が良く見える。この時期、冬の清冽で透明な空気のお陰で、富士はひと際美しく、勇壮に聳えるのである。今年は暖冬で東京には未だに降雪が無いが、富士は例年通り美しい白い衣をまとい、優美な姿を見せている。今日は冬の装いの富士と、春を連れて来るかのような優しい色にほころんだ椿の一枝を。。