ヘアカットと買い物でリフレッシュ!


 帰国からこの方、東京に戻ることも多かったため、岡山でまだ一度もヘアカットをしていなかった。街を歩き回るとあちこちにヘアサロンが目に付くが、同年代の友人というものがいないため、情報が入ってこない。一体どこへ行ったら良いやらわからず、二の足を踏んでいたのだが、スポーツクラブ通いにドクターストップが掛かったのを幸い、思い切ってトライしてみることにした。場所が分かりやすく、エントランスの風情がこざっぱりしていて、何より東京で長年行きつけのサロンと同じ名前、というだけで、一軒のサロンを選び、足を運ぶことにした。
 蓋を開けてみれば、技術もまあまあで、伸びきってボサボサになっていた頭がスッキリしただけでも行った甲斐があった、という気分に。。


 髪を切る、整える、というのはこんなに大切なことなのか、と再認識。つい昨日まで、自分がもっさりしたオバサンにしか思えなかったのに、髪を切ったとたんに元の自分像が少し戻ってきた気がした。この『軸』が戻ると、考えや行動のブレが修まってくるのが不思議だ。7月を迎えて町を賑わしている「sale」の文字に気を引かれ、幾つかの店で久しぶりに洋服を見たのだが、主体としての自分を取り戻すと、それに似合うものもまた自ずと見えてくる。買い物をする喜びも戻ってきたというわけ。


 スポーツクラブ通いを生活の中心に据え、当面は健康とダイエットに専念しようとしていた出鼻を膝の故障に挫かれた思いだったけれど、この休養の一週間は、我知らず忘れていた“生活者”としての自分を取り戻す、大切な機会として与えられたのかもしれない。人生に無駄なことって、本当に無いのかもしれない。
 ちょっと気分を良くして、今日もまた一日無事に終わったことに感謝。。