シングルモルトのテイスティング



 JR山崎駅から徒歩5分程の所、サントリーの山崎蒸留所で開催された『シングルモルト&ショコラ』セミナーに参加した。
 ここで行われるセミナーに参加するのは実は3回目。最初は山崎/白州&さまざまなおつまみとのマリアージュ、2回目は山崎/白州/ボウモア/ザ・マッカランの試飲だった。今日は山崎の10年/12年/18年/白州12年と、それぞれに合うテイストのチョコレートとのマリアージュを愉しむ、という趣向である。


 セミナーはまず工場見学から始まり、会議室に着席してスライドを見ながらウイスキーについての知識を深め、試飲して終わる。
 会議室のテーブル上には各人用に、毎回テイスティング用のハーフフィンガー程のグラスが計4つと、最後にハイボールを愉しむためのワンフィンガー程の山崎12年がセットされ、天然水と炭酸水とたっぷりの氷、それにウイスキーに合うおつまみが用意されている。
 さらに、ホームページに掲載されている優待券を持参すればウイスキーグラスがノベルティーとして渡され、これで1人1,000円である。
 これは美味しい。。1度目参加してすっかり味を占めた私たち夫婦、それから機会を見て通っている次第。


 丸々1杯ずつ出てきてしまうバーなどでは、これだけ多くの種類を一度に味わうのは難しい。少しずつ4種類、というのが、と〜っても美味しいのだ。同じ山崎のブランドの、熟成年の差による違いや、蒸留所による違いを楽しんだり、ワンボトル20,000円もする山崎18年を味わえるのもセミナーならでは。そしてもちろん、蒸留所にしか売っていない限定品をゲットするのもお楽しみのひとつだ。
 今回のテイスティング・セッティング、こんな感じでした。



 センターに写っている茶色の箱が、今回のマリアージュのお相手、パレ・ド・オールのショコラ。それぞれのウイスキーに合うチョコレートが4色、組み合わせてあった。


 テイスティングは、各グラス、まず生のままで色と香りと味を見る。次に味わいを引き出すためにハーフ&ハーフになる程度に水で割って。この辺りからおつまみ(本日はチョコレート)をかじりながら、ゆっくりと。(4種類全部を飲み切るのは難しいので、残りは連れ合いに“掃除”してもらう――お行儀の良い人のために、飲み切れない分を移す紙コップもちゃんと用意されてます。)最後に皆でハイボールを作ってたっぷり味わう。(これはとっても美味しいので、全部飲み干す。。)


 その“ご推奨”のハイボールの作り方をご紹介しておきましょう。
 1. グラスにたっぷり氷を入れる。
 2. 融解熱を出さないよう、氷の隙間からウイスキーを注ぐ。
 3. 13回転半、マドラーで全体をくるくるとかき回す。
 4. 減った分の氷を足す。
 5. 炭酸水を氷の隙間から注ぎ入れ、
   ワンプッシュだけ(!)マドラーで衝いて出来上がり。