フェリージとヘレン・カミンスキー


 サンパウロ時代にお世話になった秘書さんが、出張者にバレンタイン・チョコレートを言付けてくれた。そのお返しに、宮脇売扇庵で薄紫の小振りな麻の扇子を調達。京都デザインハウスにも立ち寄り、お洒落な和風小箱二つに、それぞれショコラとキャンディを詰めた物をセットにして、出張者へのお土産とした。


 今日は晴天に恵まれ、気持ちの良い陽気。オーバーホールに出していた時計も仕上がり、あれこれ用事を済ませる道すがらに、路面店を冷やかしながら町歩きを楽しむ。


 いつも歩いているエリアなのに発見があるのが面白い。
 富小路三条上ルに店を構えているのが、「フェリージセレクション」、三条には同様のナイロン系軽量バッグを扱う「エルベシャプリエ」の店舗もあるが、バッグのバリエーションはこちらの方が豊かかもしれない。
 三条柳馬場西入にあるのは「クレアヴィレ」、ラフィアの帽子やバッグで有名なヘレン・カミンスキーをメインに扱う店だ。他のセレクトショップやデパートには主だったラインのものしか扱いがないが、こちらには様々なデザインの商品が豊富に揃っている。新作のクラッチバッグ、軽くて持った感じがとても良かった。
 あれこれ品定めして、カーキ色のサンバイザータイプのコットン帽子を購入。ツバがとても広いので、春先からの紫外線除けに威力を発揮してくれるはずだ。