龍安寺・妙心寺



 市バス59番で龍安寺へ。今日は送り盆の日、檀家さんたちも集まっているようで、たいそうな賑わいだった。石庭を望む縁側は本堂補修工事のため竹組みもされていたが、さほど問題なく観賞できた。
 山門脇の鏡容池では、さまざまな蓮の花が今を盛りと咲き誇り、一見の価値あり。


 



 

 一路南へ下がって嵐電の線路を越え、妙心寺へ。ここは多くの塔頭が立ち並び、さながらお寺の集合住宅のような巨大な寺だ。そのうちの、国宝『瓢鮎図(ひょうねんず)』で有名な退蔵院へ。(*瓢鮎図山水画の始祖といわれる如拙の作。五山文学の代表者31名の画賛が、この絵をして益々価値高らしめている、とされる。)
 ここは庭がすばらしく、四季折々の花が目を楽しませてくれる花の寺としても知られているようだ。こちらでお抹茶を一服いただく。湿度の高い残暑が堪えていた身に、冷房の効いた客室がありがたい。
 

 本日のところは、夜の送り火もあることだし、この二寺にて帰還。それでもたっぷり汗をかきました。