雪の舞う中パソコンと格闘


 今冬一番の寒波がやってきて、全国的に低温と降雪に見舞われている。そして昨秋買ったばかりのPCに不具合が発生……。


 12月半ば頃から、使っていると「Microsoft visualC++ library」というのから「Run time error!」というポップアップが出るようになり、実際の使用には問題なかったものの解決しておこうとVAIOのカスタマーサポートに相談。いろいろやってみたが解決せず。そうこうしているうちに12日になって、何とメールブラウザが開けなくなってしまった。過去の復元ポイントを順次遡って復元を試みるも、一向に改善せず。しかも途中でWindowsが立ち上がらないという現象も出てきて、とうとうリカバリを掛けるしかない、という結論に至り、ひどく気落ちしてしまった。
 リカバリすると、買ったままの状態に戻ってしまう。インストールしたソフトも、移行して整理をしたアドレス帳やお気に入りも一からやり直し。数日掛けて、かなりストレスを感じながら進めた作業が水泡に帰す。足から力が抜ける思いだった。ところが、“せめて大切な『キー』の記載のあるメールだけでもデータを取り出したい”と、VAIOのカスタマーサポートに紹介を受けて電話したMicrosoftのスタンダードサポートで状況が一転!


 当初出ていた不具合とメールブラウザが開けなくなった現象とは別物で、メールはごく簡単な操作で復旧させることができることが分かった。データが壊れて開けなくなっているので、データをコピーすることで解決するという。
 コントロールパネルのユーザーアカウントのところからメールに入り、プロファイルを開く。そこに表示されている「outlook」というプロファイルにメールデータがあるわけだが、この中身が何らかの事情で壊れ、開けなくなっていると思われるので、コピーのボタンを押し、新しい名前「outlook1」と命名してもう一つメールデータを作成する。これを「常に使用するプロファイル」に選択すれば作業は終了。無事メールブラウザを立ち上げることができた。Microsoftの無償サポートは、4回までとなっているそうで、その1回を使用して相談に与かったわけだが、この問題は現在調査中とのことで、使うはずだった1回は返却された。


 「Microsoft スタンダードサポート」について学んだこと。
その1:VAIOから紹介された電話番号は有料のものだったが、無料通話回線がある、ということ。VAIOのサポートも待たされるが、その比でないくらい待たされる。今回は平均ほぼ40分程度。有料回線だと待っているだけで通話料が嵩む。
その2:電話が繋がるとまず自動音声で製品ごとに振り分けられるのだが、その次に人間に繋がるケースが少ないということ。インターネットでのサポートを紹介したり、メールでの問い合わせを指示する自動音声で終わってしまうケースが多いのだ。問題の生じているポップアップが何に起因しているか判明せず、人間に相談したければ、確実に人間が出てくれるoffice2007のoutlookなどを選択するのが上策かも。
その3:PCを買ったときにプレインストールされているOS、いわゆるoem版についてはPCの製造元が相談窓口になるので、そちらで解決せずこちらに相談したければ1件に付き4,200円の有償サポートになってしまうということ。また、この場合、Microsoftのサポートオンラインには「他社によるサポート」として、自社より安価にサポートしてくれる外部窓口を紹介している。


 当初出ていた不具合については、Microsoftのサポートオンラインの「高度な検索」というバナーからエラーメッセージに最も近いものを選択し、その対策を取ることで、いまのところ現象は治まっているようだ。
 この一連の不調のせいで、この数日、ひどく落ち込んでしまった。やっぱりPCとは相性が良くないのかなぁ……。