西陣の焼肉屋「江畑」


 3日続けて所用で烏丸丸太町方面に出掛けている。加えて今日は、午前中にクリーニング屋とパン屋、そしてWebで発行手続きしたnanakoを引き取りにセブンイレブンに立ち寄り、用が終わった後は烏丸下立売を少し下ったところの播磨屋ステーションに3袋1,000円の御煎餅のエコノミーパックを買いに寄り(フリードリンクとおかきをちょっと摘んで。。)、帰宅後は久しぶりに知人に手紙をしたためて郵便局に持ち込んだ。
 一昨日の好天を狙ってあれもこれも洗濯物を済ませておいたので、昨日・今日は洗濯もお休み。明日辺りはまた天気も持ち直しそうだから、連れ合いが持ち帰った作業着なども洗えるだろう。
 夕刻、連れ合いから“飲み会の予定が流れた”と電話があり、かねてより気になっていたホルモン焼肉屋の「江畑」で待ち合わせることにした。西陣の旦那衆を相手に、長らく界隈で愛されてきた店のひとつらしい。近辺のすっぽんの大市や、千本通りの居酒屋「神馬」と肩を並べる名店とか。


 六軒町をずっと下り、中立売、仁和寺街道を越えてちょっと行った左手路地中に看板が見える。住宅街の中に忽然と現れる外観はちょっと入りづらいものがあったけれど、中から聞こえてくる話声は賑やかだ。店内は加圧してあるのか、日本家屋の引き戸の片側にブースが設けてあり、そのブースに入ってから店内に入るという二重ドア。
 中に入ると、軽く20人は留まれそうな大きなカウンターと、宴会もできる大きな座敷。座敷の方は3人から予約も可能だそうだ。カウンターも、これだけキャパがあれば大抵は座れるのだろう。
 客層は実に様々。家族連れあり、カップルあり、仕事仲間の飲み会風あり、職場の宴会風あり。どうやらこの界隈の焼肉好きを、ど〜んとまとめて受け止めているらしい。


 ここの特徴は、炭火ではなく小ぶりのガスコンロで焼くことと、店員が肉の焼き加減を見てくれること。生で行ける肉ならではの、軽めにさっと炙る感じで焼き上げ、縁に置いてくれる。親父さんも兄ちゃんも気さくで、あれこれと客と軽口を叩きながら肉を焼いている。
 まずはユッケとレバ刺しをいただいた後、私は天肉とタンをメインに、連れはミノやてっちゃんなどホルモン系を攻めた。仕上げはどぼ漬け(茄子・胡瓜・大根の糠漬け)とご飯、スープ。このスープが美味しかった。葱・豆腐・大根・里芋なんかをホルモンと一緒に煮込んだ味噌汁。
 店の雰囲気は上々、コストパフォーマンスも上々。ホルモン好きならポイントは高い。


 さて、岡山には西口側に「山屋」というお気に入りの焼肉屋があった。同じ西口の寿司屋「すし幸」共々、大いに贔屓にしていた。京都に来てからは、それに匹敵する味とコストパフォーマンスを求めて、あちこち食べ歩いてみている。寿司屋はまだ“これ”というのに出会っていないのだが、焼肉はそろそろ中間報告ができそうだ。
 これまでで一番高得点だったのは、やはり千本三条の「弘」かな。次いで嵐電太秦広隆寺近くの「さの」。いずれも母体が精肉店で、新鮮で希少価値の高い部位の肉などが楽しめる。いずれも少〜し値段は張るが、それだけのことはある。


 ん〜……。何だかこの所、また文章がやたらと長くなってきてるね。今日はこの辺で切り上げるとしましょう。。