今年3本目の映画観賞


 昨日は、前夜連れ合いが持ち帰った源泉徴収票の原票を、前週e-taxで作成済みの書類に添付して税務署に持ち込み、医療費控除の手続きを終えた。
 e-taxが導入されて、前もって書式を取りに行かなくても良くなったし、数字の記入も俄然楽になった。もう少し手間取るかと思ったが、あっけなく受理されて帰宅。午後はこれといってすることもなく、部屋の片づけなどをして暇つぶしをした次第。


 その反動もあり、今日はレディースデーで13時からの映画を観ようと朝からフル回転。
 シーツを洗い、ベッドパッドを叩いて埃を払った後、生協に行き、クリーニングを出し、イズミヤでしこたま買い物をした。
 TOHOシネマズの『 vit 』は便利で、インターネットで上映の2日前から20分前まで購入可能、発券手数料も無料だし、座席も好きなところを選べる上に、何といっても助かるのはチケットブースの行列に並ばなくて済む点。利用者もさほど多くないようで、専用の発券機からすぐにチケットを入手することができる。そういうシステムだから、もちろん“観たい映画の時間に合わせて映画館に出掛けたが、もう満席だった”ということもない。
 買い物から帰宅してネットをチェックしてみたら、まだガラガラ状態で、良さそうなところを購入。バスで出掛けてみると、いつものことながらシネコンは一杯の人で賑わっていた。チケット窓口も長蛇の列。来てから買おうと思ったら、もうあまり良い席は残っていなかったかも……。


 今日鑑賞したのは、昨夜のNHKニュースでも報道していた話題の『AVATAR』。凌駕不能と言われた『タイタニック』の世界興行収入の大記録を6週目にして抜いた、という鳴り物入りの映画ながら、お正月に連れ合いと出掛けた時にも観なかったのには訳がある。実は昔ディズニーランドで3Dの出し物を観た際、眼鏡の上から3D用の眼鏡を二重掛けにするのが上手くいかず、3Dに見えなくてちっとも楽しめなかった経験から敬遠していたのだ。
 今日は事前に映画館に問い合わせをし、眼鏡着用でも支障が無いか尋ね、これまでにそういったクレームの無いことを確認してチケットを購入した。それでも映画が長いだけに半信半疑、不安を抱えながらだったけど……。


 TOHOシネマズで使用されている3D用眼鏡は、愛用のセルフレームの眼鏡の上からも無理なく着用できた。ストラップ付きなので頭の後ろでぴったりの長さに調整すると、上映中に手で抑えたり具合を直したりする必要が無い。でも実際観てみると、視野の外辺部の微妙な歪みが3Dに影響を与え、3D用眼鏡をほんの少しだけずらして調整することしきり。3Dの効果もフルには享受できなかった気がする。ネットでの評判は『実際そこにいるみたい!』という向きが多かっただけに、ちょっと残念。。


 とはいうものの、確かに映画は良くできていた。3時間近い上映時間も「長い」と思わせない展開はさすが。もう一度観に行くか、というと“もういいや”という気もするが、裸眼かコンタクトレンズ着用者なら、新しい感覚を楽しめる超大作であることは事実。さりながら、いきおい視力が落ちてくる高齢者にはちと辛いかも。もう少し技術が進歩して、目や脳に大きな負担を掛けずに皆が3Dを愉しめるようになるといいな。
 因みに3D版の料金は通常2,100円、レディースデーでも1,300円と少し割高。