KAFE 工船から荒神口のパン屋さん巡り




 天気も持ち直した土曜の午後、河原町今出川から程近い「KAFE 工船」に豆を買いに出掛けることにした。真っ白にペイントされた古いビルの入り口に、看板代わりのモビールが風に揺れている。階段を上った奥の右手に、目指す珈琲の工房がある。
 入ってすぐのところに焙煎機が設置されていて、豆を炒る香ばしい匂いが漂ってきた。喫茶用のカウンター席は、窓に向かって設えられている。明るく清潔で、余分な物を削ぎ落としたような簡素な店である。
 じっくり淹れてくれるコーヒーは味わい深く、時間もいつもよりゆったりと流れていくように思われる。ドミニカの中深炒りとインドの深炒りと賞味。オオヤさん焙煎のドミニカの豆を購入した。





 カフェを後にして、河原町通を南へと下る。荒神口を鴨川の方へ曲がり、「hohoemi」でお惣菜系のパンなどを購入。人気のキャラメルラスクの歯触りが楽しい。



 河原町通に戻り、さらに南下して「bonne volonté」にも立ち寄る。ここでは天然酵母のクロワッサンなどを買った。大好評だったのがパンプディング。たっぷりのカラメルと舌触りの良いプディングが絶妙の美味しさだった。



 河原町丸太町から「Briant」に電話して、ウィークデー用の食パンを予約し、205系統で西大路の衣笠校前まで戻ってピックアップ。クリーニングとイズミヤにも立ち寄って、徒歩で帰宅。カフェの後、梅でも観ようかとおっとり構えていたのだが、図らずもパン屋巡りの一日と相成ったのだった。