木曽路は妻籠宿へ



 翌朝はオプショナルツアーを選ばなかったので、ゆっくりのんびり温泉に浸かって過ごす。11時頃にホテル出発、早めの昼食の後、一路木曽路を目指す。


 最初に訪れたのは寝覚ノ床。名勝ながら、JRの線路よりず〜っと上の休憩所に連れて行かれ、展望ベランダから観ることに。行程を地図で見てみると、寝覚ノ床に立ち寄るためにかなり北まで木曽路を上がってきたことになる。今回は馬籠宿が含まれていないが、寝覚ノ床をカットして妻籠滞在時間を伸ばすか、馬籠を入れて欲しかった!(馬籠は宿場町の入り口も出口もバスで通過。1時間でもあれば通り抜けられたのに)。



 妻籠宿では上着も要らない程の暖かさ。桜も見頃になっており、散策にはもってこいの陽気だった。しかし散策時間はわずか1時間弱。国の重要文化財に指定されている脇本陣と、併設されている立派な資料館を慌ただしく覗くだけで20分以上掛かり、到底ゆっくりするどころじゃなかった。もう少し時間に余裕が欲しい……!
 





 あとは一路帰阪の途に就く。


 今回、初めてバスツアーというものに参加してつらつら思うに、これだけの広範囲を1泊2日で回れるのはバス旅行ならでは。また旅費が安い。個人で手配したら、高山と下呂を回るだけでこの倍以上掛かったのではないかと思う。他方、団体行動の縛りは免れず、気に入ったところでゆっくり過ごすことはできない。バス旅行にもいろいろグレードがあるかと思うのだが、まず京都発着のツアーは結局見つからなかったし、大阪発着にしてもほとんど選択の余地はない。少々値が張ってもこだわりたい、という部分があったとしても、そこは折り合いを付けるしかない。まあ“良し悪し”だなぁ、というところ。目的がはっきりしていてそれをカバーするツアーが見つかったら、これもありだろう。


 帰着時間は渋滞も織り込み済みで、予定通り20時40分過ぎに梅田に帰着。大急ぎで阪急に乗り、西院からはタクシーを飛ばして21時50分に家に着く。22時からの龍馬伝の再放送に何とか間に合った。
 まあ、高山と妻籠を散策できて、久しぶりに温泉でのんびりできたので、良しとするか。。