飛行機雲と天体ショー



 夕刻、夕焼けの美しい空に長々と尾を引いた飛行機雲が多くの人の目を引いた。
 日没後、輝く金星をまるでアクセサリーの如くに従えた細い細い月が、北西の空へと沈んでいった。聞けば、次にこれほどの大接近が見られるのは24年後のことだとか。連れも呼んで、しばしこの光景に見入ったことであった。