カリブ海クルーズの旅① いざ乗船!



 いやはや、長い間お休みしちゃいました。。ブログって本当、元気ないと書けないんだよね。後日アップする予定だけど、私、実は先週、急遽日本に一時帰国。1ヶ月ほど静養する予定です。でも、10日ほど日本にいて、日本の空気を吸い、土を踏みながら街を歩いていると、何だかサンパウロでの鬱々とした気分がうそのように、元気になった気がするぞ?! で、ようやくパソコンに向かうエネルギーも溜まってきたらしく、一ヶ月も前のことながら、“清水舞台”で『エイヤッと』出掛けてきた豪華客船の旅について、思い出せる限り綴っておこうと思う(これからクルーズへ、と思っていらっしゃる向きに、是非お知らせしたい事満載!)。
 あ、今日本に急遽帰っている事、親戚や知人には殆ど内緒。『あれッ?!』と思った人、そういうことなので、“知らん振り”していてね。。


  


 上の写真、まずは出発地のフォート・ローダーデイルでの一こまを。。
 ここはフロリダ半島東海岸、マイアミの北に位置する港町。ホントか嘘か知らないけど、エージェントには空港から港までの送迎を頼むと片道250ドル(27000円くらい?)掛かると言われ、やや不安もあったものの自分たちでタクシーを拾って出向く事にした。桟橋や埠頭の名前やナンバーがわからないと駄目なのかと思いきや、何の事は無い、どこのクルーズ会社の何という船か分かればOKだった。その船の「出航港」へ行ってくれ、と言えば、簡単に連れて行ってくれる。20ドル程度だったかな。確かに自力で移動した方が得策でした。

 
 乗船は午後から、ということだったけど、午前中からちらほら客は到着し、着いた者から手続きを行う。チェックインして船内でIDやクレジットカード代わりに使われるカードの発行を受けるのだが、この手続きをするための窓口が細かく分かれていてちょっと困惑。申し込み時に既に支払いを済ませているか、ここで現金で支払うか、などでゲートが分かれているので、私達の場合『カードにて払込済』のところで手続きを済ませた。
 豪華客船の旅には漏れなく専属プロ・フォトギャラリー付き、ということで、ことあるごとに『ハイ、そこでちょっとポーズ!』となるわけだが、まずは乗船口のところで初ショットをパチリ。そしていよいよ乗船。

 
 船のこの基地での乗船口は4階の高さにあり、飛行機に乗るとき同様、ゲートから囲い込まれたブリッジを通ってあっけなく乗船完了。その際、IDカードに写真を添付すべく、カードリーダーに読み込ませた上で簡易写真も取る。後日各寄港地での上下船時には、必ずカードリーダーにIDを通し、眼鏡等も外して本人確認を行うことになる。
 部屋が使えるのは午後1時から、ということで、キャビンに通じる扉は締め切りになっていたのだが、12時半頃半開きになっていたので部屋の前まで行ってみたら、客室担当のクルーが『もう準備できたからどうぞ使ってください』とのこと。荷物を置いて船内探検並びに腹ごしらえへと繰り出した。
 因みにトランク類はタクシー降り場の近くにある荷物溜まりに預ける。前もってエージェントから渡されていた荷物用タグを取り付けておけば、夕刻までに部屋の前までキャリーしてくれる仕組みだ。


 昼食を食べ損ねて乗船してしまったから、夕食まではどこかでスナックでも買って食べるしかないのかなぁ、と連れ合いと話しながら11階のレストランへ出向いてみると……ビックリ!! 既にこの時点から“オール・インクルッシブ”になっていて、バイキング形式の食べ放題の料理がぎっしり並んでいる。慣れた客は早々に乗船手続きを終え、さっさとここに来てたっぷりした昼食に舌鼓を打っていた。なるほど……。私達も入り口の消毒液で手を清めた後(ちょうど同じカリブ海のクルーズ船でノロウイルス騒ぎが続いていたためらしい。)、しっかりお昼を頂きました。。


 この日は無事に客を乗せ、出航する事が肝要、ということらしく、船全体に関わるイベントらしいものと言えば避難訓練くらいだった。これが大掛かりで、乗船者全員が船室備え付けの救命胴衣持参で定められた集合場所に分かれて集まり、クルーの指示に従っていざという時には混乱無く救命ボートに乗れるよう、あらかじめシミュレーションしておく、というもの。


 長くなったからこの日の報告はこの辺で終わるけど、今回のクルーズで一番ネックになったことに付いて一言触れておきたい。それは、、、英語。そう、長年受験で苦しめられ、海外旅行の経験が重なるにつれ徐々に慣れてきたとはいうものの、相変わらず苦手意識の抜けきれない「英語」!!! 船の詳細、スケジュールからイベント予定、注意事項、先の避難訓練の指示、館内アナウンス……何から何まで、英語です。当たり前だけど。フランス・イタリア・ドイツ・スペイン、そしてポルトガル語までニュースレターの各国語版が用意してあるというのに、日本語は無い。ブラジルからの申し込みだったため、当初部屋にはポルトガル語のレターが用意されていたけど、クルーに頼んで英語のに切り替えてもらった。それでも! あれこれ総てのものに目を通し、イベントをチェックし、寄港地でのエクスカーションを選ぶのは、かな〜り疲れる作業だった。そして船の中での動きを決定するには唯一、その英語の案内に頼るほか無い! 慣れていれば、概ねのスケジュールの流れさえ掴んでしまい、あとはエクスカーション申し込みのタイミングなど肝心な情報だけ抑えれば良いわけだけど、何せ初めての船旅、救難訓練同様、絶対抑えておかなきゃならないことを見落としてないか、最初は気が抜けなかった。そのあたりのことについても、おいおい触れる予定。。