カリブ海クルーズの旅② ウェルカム・パーティー



 二日目は一日船の上。ここでお役立ち情報その1。船の中、寒〜いです!! 季節を問わずビーチリゾートとしてその名を馳せるカリブ海の島々を巡る、とあって、夏物、それも飛びっきりのビーチ仕様の衣類ばかりを揃えて出かけたのは早計だった……。何せ、タキシード姿の男性が食事をしても汗をかかない程度に冷房されている、と思っていただければ想像に難くないと思う。欧米系の皮下脂肪の多い女性の中には、タンクトップ一枚で平気という人もいたようだけれど、さすがに寒さに閉口した向きも多かったらしく、船内でロゴ入りのフードつきトレーナーや長袖Tシャツを誂えて着用してる人多数。私もご他聞に漏れずその仲間入り。。セーター、上着、ショールなど、持っていたほうが無難です。


 船内には数多くのレストラン、ラウンジ、ギャラリー、ショップなどのほか、劇場やシアター、カジノそしてスパ、アスレチック施設、クライミング用ウォール、屋内・屋外両プール、パターゴルフ、卓球台、etc……およそありとあらゆる施設が整えられ、様々なイベントが常時開催されている。そういったイベントのスケジュールは、夕食中にベッドを整えに来るクルーがニュースレターをベッドに置いていくので、それで翌日の予定を確認するわけだ。ただ、シアターに掛かる出し物も、踊りや歌といったショーならOKだけれど、コメディなんて言われても英語が分からないとNGでしょ? あんまりいろいろな催し物があってどれに参加するか迷っちゃったけど、結局自分たちの語学力の限界を鑑みて、あっちこっち出掛けるのは止めにした。
 この日楽しんだのは、卓球とカジノ、ビンゴ。カジノでは連れ合いがスロットマシンをやりたいと言うので上限額を決めて(侘しいほどチョピッと。)開始。当たりが出た際、最初に払った金額分を“これだけは摩ってなるものか!”とばかりに私が握り締め、残りを使い切るまでやった(ので勝ち負けなし)。ビンゴは完敗。


 そしてこの日はクリスマス当日。夜はキャプテン(船長)主催のカクテルパーティーが開催された。
 ディナー時にはメインダイニングの場合毎日ドレスコードが設定されている。この日はフォーマル。乗客数が2000人を超えるため、夕食は6時からのmain sittingと8時半からのsecond sittingの2部立てになっている。私達second sittingのグループは、ウェルカムパーティーが6時からで、出し物を楽しみながらシャンパンを啜り、8時半の夕食間際になってキャプテンの挨拶、そしてクルーの紹介が行われた。
 

 
 お役立ち情報その2。フォーマルはブラックドレスならチョー無難(って、薦めてるわけじゃなくて、実際そういう人が多かったから、迷ったら無難路線も良いかと。。)。肌見せを意識して、ロングドレスもよし、だ。下手に遠慮すると却って浮いちゃうかも。思いっきりドレスアップすべし! メイク、アクセサリーなど、日本人は割合地味に見えるので、“品良く、しかしハッタリと!”を合言葉に『It's show time!!』と弾けよう!! 男性は船内でタキシードが借りられる。欧米人もバカンスにわざわざタキシードなんて持って来てる人はまず少ないようで、借りてる人も多かった模様。普通のスーツにネクタイでぜんぜんOKだけど、女性がしっかりドレスアップしているなら、ここは一番、タキシードを借りるのもひとつだ。
 パーティーの前後や食事のテーブルで、そしてラウンジで、と、こういう日は専属カメラマンが即席のポートレート撮影を到る所でやっているので、折角ドレスアップしたのだから夫婦で、家族で、そして友人と、と、楽しく撮影してもらうのも一興。こういったスナップなどは翌日ギャラリーに並べられるので、必要なものだけ買えば良い(ちょっと割高だけど、めったに夫婦の正装のツーショットなんて無いもんネ。この際利用すべし)。


 以下、2点のショットはキャビン室内と客室を繋ぐ廊下の様子。キャビンの話はまた明日。。