道後の宿予約へ


 先般、金比羅山へ一泊で出かけた際も、日にちが迫っていたため、泊まりたい宿に泊まれなかった。ここ岡山は西日本各地を訪れるのに足場が良く、思い立ったらすぐに出かけられる代わりに、計画的に宿を選ぶことが難しい。宿確保はなかなか大変なのである。
 次の週末は海の日にかけての3連休になる。昨日になって急に“来週末は道後温泉に泊まりに行こうか”という話になったのだが、例によって宿泊予約で四苦八苦することになった。


 道後温泉といえば『温泉本館』。お湯に浸かるのはここへ出かける、とすれば、宿に立派な温泉施設がついている必要は無い。まあ、泊まれればよい、というところ。しかも帰国以来、割と頻繁に旅行に出かけているものだから、そうそうリッチな宿に泊まって豪遊、というわけにもいかない。
 調べてみると松山・道後エリアには簡保の「メルパルク」を初めとして、公立学校共済の宿(にぎたつ)、国家公務員共済の宿(KKR)など、泊まるには安くてこぎれいな公共の施設がふんだんにある。しかしこの時点においてはいずれももう満室状態だ。インターネットで調べれば調べるほど、“あ〜、もう少し早くに計画していればなぁ……”と残念な気持ちになる。


 格闘すること数時間。多少割高でも、と温泉宿も含めて調べてみるのだが、割安感のある手頃な宿は軒並み満室だ。ようやく見つけたのが「ホテル・パティオ・ドウゴ」というホテル。これ、温泉本館のまん前の立地で、本館の入浴券付きのパッケージを売り物にしている宿だ。口コミ情報もふんだんにあり、良くも悪くも多くの人が便利に使っている宿らしい。ネットの企画もののプランには大人二人で1万円という格安パッケージもあったのだが、セミダブルベッド使用で部屋も狭い、とのことで、多少値は張るが1室1万4千円の部屋を予約。果たして吉と出るか凶と出るか、行ってみてのお楽しみ。。