石鎚山から内子へ


 2日目は松山駅前でレンタカーを借り、まず西日本最高峰にして修験の山、石鎚山へ。山麓からはロープウェーとリフトを乗り継いで、さらにしばらく山道を行った所に成就社という中社がある。本当はここから山頂を目指して上るつもりだったのだが、足腰に不安を抱える今日この頃のこと、やめておくことにした。山に入る際は入山届を出す。聞けば結構な山登りになるそうで、ちゃんとした足拵えが必要だ。
 成就社に登っただけでも山の霊気が感じられる。本来なら山頂を間近に拝めるはずだったが、残念、この日は山全体が雲に隠され、霊峰石鎚山を眺めることはできなかった。


 


 石鎚山への道路だが、片側2車線になったり単線になったりを繰り返し、見通しも悪いつづら折りの山道。ちょっと怖かった。


 さて、次は木蝋と和紙で栄えたという内子の町へ。ここは松山市街から車で1時間弱、往時を偲ばせる風格ある町並みと、内子座という芝居小屋で有名だ。
 町並み保存地区は思った以上の規模があり、そぞろ歩くのに恰好。資料館や重要文化財の指定を受けている大商家の内部も、センサーで人形がしゃべるなど展示に趣向が凝らされており、かつての生活ぶりが伺われて面白かった。


   


 かくして1泊2日、愛媛は松山近郊の旅は無事終了。今回は何といっても温泉本館とディナーかな。次回は大洲に足を伸ばしてみようか、などと、早くも検討中。