千本今出川周辺 パン事情


 昨日まで割りに暖かい日が続いていたが、昨夜は山沿いに雪。比叡山も薄っすら白くなっている。平野部でも昨夜までは雨がぱらついていたが、昼過ぎになってグングン冷えてきて、さっき小雪が舞っていた。


 さて、今出川通にはパン屋が多いようだ。千本の東側すぐのところに大正8年創業の老舗大正製パン所が、千本から西へ一本目、六軒町をもう少し西へ行った所にラ・ナトゥラがある。後者はオーガニックパン屋で、とても楽しみにして訪ねてみたのだが、張り紙があり、現在長期休業中とのこと。今月末から2月上旬を目処に再開予定だそうだ。それに先般紹介した平野神社脇のブランジェリー・ブリアン、北野商店街東寄りにある小さなパン屋と、パン好きには嬉しい美味しいパン屋の揃踏み。毎朝食がパンの我が家では角型食パンの味が店選びのポイントだが、菓子パンや惣菜パンもやはり大きな楽しみ。今日は大正製パン所で、食パンと人気No.1というカレーパン、同じくNo.2のクリームパンを購入してみた。


 クリームパンは焼きたてフワッフワ。中のクリームは、昨今では『ゾル』状のとろとろのものが多いが、昔懐かしい『ゲル』状(?)のもの。だが、驚いたのがパンの食感。程よい弾力で、パン自体の美味しさが際立つ。他方カレーパンは、他店では柏餅型が多い中、丸型で、何と言っても表面に振りかけて焼き上げたパン粉の食感がパリパリとして、香ばしさが秀逸。この2種類のパンに関して言えば、進々堂やブリアン、太秦時代のイル・ド・サントルを凌ぐと言えるかも。


 パンさえあればご機嫌のポッポ、『いい所に越してきたなぁ』と、ご満悦だ。