2006-01-01から1年間の記事一覧

クラッセ・アルト(上流)のランチタイム

ランチというと“ポルキロ(取った料理の重量で料金を払う。料理の量り売り。)で手頃に”ということが多いんだけど、珍しくお洒落なランチスポットに連れて行ってもらった。Itaim Bibiの『Bar des Arts』というレストラン。場所柄、スノッブな人種が多そうだ…

暖かな風に包まれて

気候が随分、穏やかになってきた。まだカーディガンは必要だが、日中陽が射すと気温もぐっと上がるようになり、肌に当たる空気が暖かい。ベランダに出ていると心がスッと鎮まり、さらさらと流れていく時間の砂粒を数えられるような気さえする。 以前はいつも…

選挙と泥棒対策

週末の選挙では、現職のルーラが過半数を獲得できず、決選投票に縺れ込むことになった。ルーラというのは通称で、本名はルイズ・イナッシオ・ダ・シウヴァという。ファーストネームのルイズ・イナッシオと、ファミリーネームのダ・シウヴァの間に通称のルー…

陶芸教室、始めちゃった!?

友人が陶芸教室に通い始めると聞いて、「私も覗いてみたい!」とご一緒することにしたら、何となくそのままクラスを始めることになっちゃった。。 いろいろなアウラで日々忙しい、という駐在夫人たちのバイタリティに脱帽しつつ、自分は長いこと語学以外何も…

お洋服、あれこれショッピング!

買い物って、エネルギーがないとできない。“内なるエネルギー”の充実があって初めて購買意欲が湧き、成立するのが『お買い物』だ。もちろん日々の食料の調達などは、そんなこととはお構いなくしなきゃならないわけで、ここで言っているのは“プラス・アルファ…

花盛り

ジャカランダが花盛りだ。和名を紫雲木という。名の通り、雲が棚引くようなふわりとした紫の花々が心を和ませる。もともと南米原産のこの木は、今やアジア・オセアニアをはじめとして世界各国で見ることができる。植民地政策の広がりと共に、海外の領地に好…

とりどり! 住まいの雑誌

明日は大統領選挙の投票日、ブラジル国民は選挙に行かなきゃ「ならない」。投票しないとペナルティだそうだ。この週末は嫌疑を掛けられている者までも逮捕は保留するとかしないとか。となれば期に乗じる輩も出て来ないとも限らないので、あまり出歩かないよ…

イタリア金箔工芸にトライ!

駐在員の間でポピュラーなアウラ(習い事)に、デコというのがある。デコパージュの略と誤解されがちだが、先生のファーストネーム(ヒデコ)から取られた呼び名で、正式にはイタリア金箔工芸、ブラジルではフィオレンツィーナ(フィレンツェの工芸という意…

スパイウエアの脅威

先日、ほとほと手を焼いて音を上げたPCの不具合の顛末(まだ全面復旧したわけじゃないけど)。頼りになる友達がスパイウエア検出ツールのダウンロードサイトを教えてくれた(amyaちゃん、ありがとう!)。早速スキャンしてみたら、2個の有害項目が検出され…

サンパウロ移民博物館

久々の好天に恵まれ、歴史を紐解く見学会に参加した。時は19世紀後半、コーヒー産業の隆盛や奴隷解放を背景に、ブラジルに移民の波が押し寄せた頃の話である。 日本移民がそうであったように、多くの移民は海路はるばる旅をして、サンパウロの南東75km、海岸…

インテリア・コーディネートの愉しみ

今年のサンパウロは異常に寒い。これほど寒かったことはいまだかつてなかった、とブラジル人も肩をすくめる。ようやく暖かくなったかと思ったのに、またしても窓が鳴るほどの強風が吹いたと思ったら、この冬何度目かの強い寒気が押し寄せて来て、もう数日、…

“壊れてる”の一歩手前?!

うちのPC絶不調……。以前使っていたノートブックが、だんだん具合悪くなり、とうとう安定して使えなくなったのを受けて、今年新調したばかりのPCだ。当初から、プレインストールソフトが多すぎて起動にやたら時間が掛かった。それに業を煮やし、ディスク・ク…

シュハスカリアはサラダバーとデザートが勝負

シュハスコといえば、ブラジル在住者にはお馴染みの郷土食。シュハスカリアと呼ばれるレストランでは、まずセルフサービスでサラダバーからお好みの惣菜を取ってきて、飲み物が来たら前菜代わりにこのサラダプレートをひとまずお腹に入れる。それからおもむ…

アンティーク蚤の市〜ショッペリアでひと息

久しぶりに夫婦共々フリーの土曜。午前中はゆっくり過ごし、ホットケーキで朝食を済ませたあと散髪に出掛けた主人の帰宅を待って、私たちはしばらくぶりにお定まりの“土曜コース”に足を向けることにした。 アンティークの好きな私は、週末に開かれる蚤の市が…

オーロ・プレットの記憶

9月の第2週の週末を利用して、私たちはミナス・ジェライス州にある世界遺産の町、オーロ・プレットを訪れた。サンパウロから空路1時間強、州都ベロ・オリゾンチから車で2時間の町。コロニアル建築の街並みも美しい、小ぢんまりとした坂の町だった。 送迎を頼…

Rua(街路)はラビリンス

サンパウロの道は曲者だ。“通常一方通行、ときどき双方向”を走りこなそうと思ったら、間違えながらでも経験しながら覚えていくしかない。ところがひとたび間違えると、単純に「四角く走って元に戻る」というわけにはいかない。次の道は反対方向の一通、その…

世界で一番暮らしやすい「外国」

ブラジルは、日本人にとって世界で一番暮らしやすい国、と言われる。それは日系移民の歴史に負うところが大きい。彼らが持ち込み、育んできた日本食材の豊富さや、長い時間を掛けて培ってきた日本人をリスペクトする風潮の上に生活できるアドバンテージは、…

心満たされる日々に向けて

無我夢中でひた走っている時期は、ある意味幸せだった、と今にして思う。同時に、“人生はまだ始まってなかったな”とも思う。押し流されてきた潮流から外れたとき、人は初めて自分の「レゾン・デートル」と正面から向き合わざるを得なくなる。そして、それま…

クラッシックコンサートの愉しみ(Sala SãoPaulo)

今夜は連れ合いは出張で不在。私も家でおとなしくしているつもりだったんだけど、ふと“やってみるか?”と一丁気合を入れる決心をし、Sala SãoPauloでのコンサートのチケットを買っちゃった。 サンパウロに暮らし始めて以来、ほんの数ヶ月前まで、なかなか自…

遊び? いえいえ。

家族が「元気」だ。姑は一昨日からロシア8日間の旅に出掛けており、モスクワからサンクトペテルブルグへと足を伸ばす予定。明日からは母と妹がソウルに出掛ける。私も来月にはポルトガルへ行って来るけど、こうして見廻すと、やっぱり女性が元気だなぁ。 男…

民芸・手工芸品フェスティバル

寒〜い……。日中は陽射しも戻り、このまま天候も回復するかと思いきや、夕刻からは空気がぐんと冷えてきた。一度暑さを経た身体が付いていかず、うっかりうたた寝でもしようものなら風邪引きそう。ともあれ、今日はまだ暖かいうちにBarra FundaのParque Ferna…

装いと異文化コミュニケーション

随分前にページを設定したものの、どうやら公開ブログには一定の不文律があるらしい、と気づいて以来、すっかり気後れしてしまった。 何せ日記といえば、日々のあれこれの中で起きる心の機微の変化のようなものを綴り、文章化することで、物事に対する気持ち…